2026/05/02 (Sat) 23:31:29

60年ぐらい前の思い出を訪ねて。 - 嶋村

小学生の頃の話。
伐採した木を山から運ぶ作業を土引きと言っていました。
標準語では馬搬(ばはん)というのが正しい様です。
その作業自体は小学生には危険なので手伝えませんが、仕事が終わって、親父は後かたずけがあるので、先に馬を連れて帰り、途中の小川で、馬を洗ってやり、家まで帰るのが、私の仕事でした。
馬は、作業中はほとんど汗をかかないので、作業終了後、汗を流した所で、水をかけて洗ってやると喜んでくれます。
その、道中に、戦時中の物と思われる鉄鉱山の跡地があり、親父が仕事をしている間、自分はそこを見に行っていた記憶が有りました。
もう、60年ぐらい前の話しで、場所も山中で、うろ覚え。
そこで、先日里帰りしたついでに、冒険に行ってきました。
当時、馬と歩いた道はすでになく、荒野となった田んぼの後地を登り、山の中へ。
かなり登ってから、ここまで遠く無かったはずと、今度は左右に探し回り、
やっとのことで、行きつきました。
鉱山の風景は当時のままですが、当時はごつごつした石が沢山あったのに、
今はもう、風化していました。
もちろん、土引きしていた道も無く、荒れ果てていました。
子供の頃は、おおきな鉱山に見えていましたが何と小さいことか。
立坑でしたが、すでに泥水で埋まっていました。
石ころを一つ拾って帰りました。写真、左下。
今日、水荒いしたら、黒い泥状の物が出て来て、手に付き、錆びた鉄の匂い。
何度も石鹸で洗いましたが、なかなか匂いが抜けませんでした。
子供の頃も、ここから、石を拾って帰り、多少細かく砕いて、空き缶の中にれ、
風呂を沸かす時に炊き口に入れて、鉄を作ろうとしていました。
もちろん、出来るわけも無く。
今ならわかりますが、融点が缶詰の缶の方が低い!溶けるわけが無い。(笑)
ひさしぶりの道なき山歩きで少々疲労が残りました。

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